GARRITAN CFX CONCERT GRAND

『GARRITAN CFX CONCERT GRAND』は、英国の超名門レコーディング・スタジオ「アビーロード・スタジオ」の 'Studio One' （第1スタジオ）でレコーディングされた、リッチな音色が魅力的なピアノ音源です。

主にオーケストラやオペラなどのレコーディングで使用される大型スタジオ 'Studio One' （第1スタジオ）に、繊細で豊かな色彩と音色をもつコンサート・グランドピアノ「YAMAHA CFX」を設置。

世界中からコレクションした一流のマイクロフォンと高度なレコーディング技術を駆使し、長年に渡り様々な音楽ジャンルのピアノを収録してきたアビーロード・スタジオのエンジニア・チームが「YAMAHA CFX」の音色と倍音、そして 'Studio One' （第1スタジオ）の残響を丁寧にレコーディングしました。

本製品では、特徴的なバイノーラル・マイクを用いた「Player」マイクセットアップを収録し、楽曲制作は勿論、ピアノ練習にも最適な音源です。

他にも録音アプローチごとに、「Classic」「Contemporary」の計3種類からなるマイクアレンジを収録しているため、様々なジャンル・表現に対応しています。

リアルなサウンドフィールドと真に迫る強弱表現はピアノ演奏者からも評価が高く、ピアノ音源で最高峰のクオリティを実現しました。

エンジニアリング

CFXの蓋を全開にすると約80cmになりますが、今回のサンプリングではこの蓋をさらに50cm延長しました。

この手法は、アビーロードスタジオのエンジニアリングチームの一部が好んで採用しているもので、レコーディング時にピアノの音をよりバランスよく開放的にすることができます。これにより、ピアニストの視点でも、観客の視点でも、同じ音の質を聴くことができます。譜面台もピアノから撤去して不必要な跳ね返りを防ぎ、マイクの配置の自由度を高めました。

また、世界で最も優れたコンサートピアノ技術者の一人である、Peter Salisbury氏 がサンプリングの全工程に立ち会い、ピアノを最高の状態で捉えられるようにしました。

サンプリング工程では、安定したベロシティレイヤーを実現するために、ロンドンのトップセッションミュージシャンによって演奏されています。また、アナログからデジタルへの変換は全てハイエンド・コンバーターであるPrism Sound ADA-8を用い、ピアノ・残響・マイク・演奏といった様々な要素を余すことなくキャプチャーしました。