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製品概要
Eventide H9は、1台でEventideのハイクオリティストンプボックス、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに収録されたエフェクトアルゴリズムに加え、H9独自のアルゴリズムを使用することができるエフェクトペダルです。
圧倒的な機能性を持ちながらコンパクトで、シンプルな1ノブのユーザーインターフェースを実現。各エフェクトアルゴリズムの多彩なパラメータを簡単にコントロールすることができます。
H9本体には99のプリセットを保存することができ、それぞれにエフェクトアルゴリズムと各種パラメータ、プリセットごとのアウトプットレベルを設定可能。プリセットにはそれぞれ個別のプリセットネームを付けることができ、ライブパフォーマンスでも即座に現在のプリセットを判別できます。
2つのフットスイッチでプリセットの変更やタップテンポ、エフェクトのアクティブ/バイパスを変更可能。さらに中央の大きなEncoderノブはスイッチとしても機能し、オンボードエクスプレッションペダルとして、複数のパラメータを個別に設定した範囲でリアルタイムにコントロールすることもできます。
Eventide H9は本体だけで全てのパラメータ設定ができますが、フリーウェアのエディタ/ライブラリアンソフトウェア、H9 Controlを用いて各種パラメータのセッティングやリアルタイムエディット、プリセットの管理を行うこともできます。
H9 ControlはMac、PC、iOS機器用のアプリケーションとして用意されています。iOS用のH9 Cotrol AppはBluetoothでH9とiOS機器を接続することができます。
また、H9 Controlを使用することにより、5台までのH9、H9 Core、H9 MAXをシェアすることができます。アプリ内でご購入いただいたアルゴリズムの共有やプリセットの振り分けなどが可能です。
さらにH9 Controlは全てのEventideストンプボックスのプリセットやファームウェアを管理/編集することもできます。
※H9 ControlはWindows 7以降、Mac OSX 10.7以降、iOS5以降に対応しています。
特徴
・トゥルーアナログバイパス
・リアルタイムMIDIコントロール
・パワーサプライ付属
・DIN5/USB経由でのMIDIコントロール
・ハイレスポンス、高精度チューナー内蔵
・タップテンポ/MIDIクロックでのテンポ設定
H9、H9 Core、H9 MAXの違い
全てのH9シリーズは同じハードウェアで構成されています。モデルの違いは、初期状態でデバイスに収録されているアルゴリズムの内容です。
H9シリーズは、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceの全てのアルゴリズムをインストールでき、さらにH9オリジナルアルゴリズムも用意されています。
各モデルに収録されているエフェクトアルゴリズムは以下のとおりです。
・H9
Eventideストンプボックスの中から特に人気の高い9種類を収録したグレイテスト・ヒッツです。99種類のファクトリープリセットが収録されています。
TimeFactor:Tape Echo・Vintage Delay
ModFactor:Chorus・Tremolo
PitchFactor:Crystals・H910/H949
Space:Shimmer・Hall
H9オリジナル:Ultar Tap Delay
・H9 Core
2台目以降のH9として、H9 Controlでのシェアを前提としたモデルです。
H9 Coreには、Eventideを代表するクラシックなピッチシフトエフェクト、H910/H949(PitchFactor)が収録されています。
25種類のファクトリープリセットが収録されています。
・H9 MAX
Eventideストンプボックスを網羅するモデルです。TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに収録されている全てのエフェクトアルゴリズムに加え、H9オリジナルのUltraTap、Resonator、EQ Compressor、CrushStationのアルゴリズムが収録されています。また、99種類のファクトリープリセットが収録されています。
また、H9 MAXは今後リリースされる全てのエフェクトアルゴリズムを無料でご利用いただけます。
各部の名称と役割
主な機能
●HOTKNOBとオンボードエクスプレッションペダル
HOTKNOBは、中央の黒いノブ/スイッチのEncoderをオンボードエクスプレッションペダルとして使うためのコントロールです。EncoderはH9に搭載される唯一のノブであり、プッシュ式スイッチとしても使うことができます。
ここには複数のパラメータを割り当て、同時にコントロールすることができます。パラメータの割当にはHOTKNOBボタンを使用します。
●Tempoモード
PRESETボタンと右側のフットスイッチを同時に押すことで、TempoモードのON/OFFを切替えられます。
TempoモードがONの時、タップテンポ設定をおこなうとTap LEDがテンポに合わせて点滅します。
TempoモードがOFFの時、Tap LEDはTapモードで点灯します。
TempoモードがONの時、ディレイはHzやmsecではなく、ビートに合わせたリズミックサブディビジョンで設定します。
Tempo ON/OFFは右側のフットスイッチがTap Modeとなっている時にのみインジケータが状態を表示します。
●Encoderノブでプリセットの選択
PRESETボタンを押すと、いつでもEncoderノブでプリセットを選択できます。
●フットスイッチでプリセットの選択
右側のフットスイッチは、2つの役割があります。1つはプリセットの選択、もう1つはタップテンポです。このフットスイッチをホールドすることで、この役割を切替えることができます。Tap LEDが消灯時、右側のフットスイッチでプリセットの値が99まで順に上がっていきます。表示されているプリセットは待機状態となっています。
待機状態となっているプリセットを読み込むには左側のフットスイッチを押します。プリセット待機状態では左側のフットスイッチを押してもバイパスにはなりません。
※プリセット選択時、中央のEncoderノブを押すと、右側のフットスイッチを押した時のプリセットナンバーの上昇/下降を切替えることができます。
●パラメータのコントロール
プリセットのパラメータの値を変更したい時はX、Y、Zボタンでパラメータを選択します。X、Y、Zボタンのどれかが押されるとボタンが点灯し、中央のEncoderノブでパラメータの値を切替えられます。この時、Encoderノブを押すことでファインチューンモードとなり、パラメータの微調整が簡単に行えます。
X、Y、Zボタンをホールドすることでエキスパートモードに入り、全てのパラメータにアクセスできます。
この時、X、Y、Zボタンを繰り返し押すことで様々なパラメータを選択できます。パラメータの変更はEncoderノブを使用します。
パラメータを変更すると、Encoderの周囲にあるライトリングでセッティングを視覚的に表示できます。
●アウトプットレベル
H9のプリセットは、それぞれ独自にアウトプットレベルを設定することができます。
●グローバルインプットレベル
H9のシグナルプレゼントLEDとピークLEDの表示により、現在のインプットレベルセッティングが正しく動作しているかどうかを視覚的に理解することができます。
H9はインプットレベルセッティングを簡単に行うことができます。インプットレベルはグローバルセッティングとして全てのプリセットに適用されます。
●プリセットの保存
パラメータを変更し、プリセットが編集されるとプリセットエディットLEDが点灯します。これは編集されたプリセットがまだ保存されていないことを示します。
選択中のプリセットはプリセットナンバー、16文字までのプリセットネームを変更して保存することができます。
●チューナー
左右のフットスイッチを2秒間ホールドすると、チューナーが起動します。ディスプレイにTUNERと表示され、チューナーが起動します。
チューナーが起動中は、ライトリングで音程のずれを表示できます。
ライトリングが12時の位置で音程が合っていることを示します。また、ディスプレイには音程とずれが1Cent単位で表示されます。
初期設定では、チューナー起動時のH9のオーディオアウトプットはミュートされます。
デフォルトのリファレンス周波数はA=440Hzです。
リファレンス周波数やミュート/バイパスセッティングはシステムモードで変更できます。
●システムモード
システムモードはH9のBluetooth、バイパス、Auxスイッチ、MIDI、グローバル、チューナー、ユーティリティ等、システム全体の設定を行います。
システムモードに入ると、トップレベルメニューを選択でき、さらに奥の階層へと進み、各種設定を行います。
システムモードでは、トップレベルメニューから設定したい項目を選択します。中央のEncoderノブで階層内のメニューをスクロールし、設定したい項目でHOTKNOBボタンを押せばメニューツリーの階層を奥へと進みます。PRESETボタンでメニューツリーを上の階層に戻ります。
設定したい項目のパラメータや選択肢は、Encoderノブを動かして選択/設定します。
同じ項目に設定できるパラメータが複数存在する場合、左右のフットスイッチでパラメータを切替えることができます。
パラメータが切替えられるかどうかは左右のフットスイッチ上部のLEDが点滅して表示します。
メニューツリーの階層は最大3階層です。
●自己診断機能
左側のフットスイッチをホールドしながらH9の電源を投入すると、本体に故障があるかどうかを判断する自己判断機能が働きます。
修理が必要かどうかを判断する際にご利用下さい。
●多彩な入出力端子
H9には、2つのインプットジャック、2つのアウトプットジャック、エクスプレッションペダル/Auxスイッチジャック、USBジャック、パワージャック、MIDI IN、Out/Thruジャックを装備しています。
エフェクトバイパス時にはトゥルーアナログバイパスやDSPバイパスの設定が可能です。
エフェクトをステレオで動作させることやエクスプレッション、Auxスイッチ(外部スイッチ)を接続して操作性を拡張させたり、MIDIシグナルを用いて操作を行うことができます。
また、USB接続、またはBluetooth接続でH9 Controlと連携し、各種パラメータの設定やプリセットの管理、エフェクトアルゴリズムの追加が可能です。
●ルーティングの設定とMIDI、Auxスイッチ、エクスプレッションペダルオプションの追加
2015年8月18日以降のファームウェアアップデートにより、モノラル使用時に新たなルーティングの変更が行えるようになりました。2つのインプット/アウトプットを独立させ、現在設定しているエフェクトをどちら側のインプット/アウトプット間に設置するかを切替えることができます。
例えばエフェクトやプリセットによってアンプの前のエフェクトチェーンとアンプのエフェクトループ間を切り替えることができるようになります。
また、片方の出力をドライ、片方の出力をウェットに分離することも可能になりました。これらのルーティング設定はプリセットごとに保存することができます。
また、エクスプレッションペダルやMIDIコントロールによるインプット/アウトプットレベルのリアルタイムコントロール、およびMIDIマージ(入力されたMIDIシグナルを出力にブレンド)、Auxスイッチのモメンタリモードの追加が可能となりました。
※Eventideの製品は、製造された時期により内部ファームウェアバージョンが異なります。ファームウェアアップデートを行うことで製造時期にかかわらず全て最新の機能をご使用いただけます。
●Bluetooth
H9シリーズはBluetooth接続が可能です。Mac/PC/iOS用のH9 ControlはBluetooth接続に対応しています。(Mac/PC用のH9 ControlはUSB接続も可能です。)
Bluetooth接続がおこなわれているかどうかはBluetooth ONインジケータで表示されます。Bluetooth接続はX、Y、Zボタンを同時に押すことで接続/切断を切替えることができます。
●H9 Control
H9シリーズ、およびTimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceは、全てのエフェクトパラメータや機能を本体のフロントパネルで操作できますが、H9 Controlアプリを使用することで各種パラメータやプリセットの管理、ファームウェアアップデート、H9の場合はエフェクトアルゴリズムの追加を行うことができます。
また、エクスプレッションを使用するようにリアルタイムでパラメータのコントロールを行えます。
H9 ControlはWindows用、Mac用、Mac OS X 10.10以降用、iOS用が用意されています。それぞれWindows 7以降、Mac OSX 10.7以降、Mac OSX 10.10以降、iOS5以降に対応しています。
H9 Control AppはBluetooth接続、またはUSB接続に対応しています。iOS用のH9 Contro AppをH9シリーズで使用する場合はBluetooth接続、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに使用する場合、Camera connection kitを使用してUSB接続を行います。
H9 Controlを使用すれば、全てのパラメータをアナログデバイスのように操作することができます。エクスプレッションペダルのように動作するリボンコントローラーなどを使用することもできます。
●エクスプレッションペダルとAuxスイッチ
Eventide H9は、エクスプレッションペダル、またはAuxスイッチを接続することができます。
エクスプレッションペダルには複数のパラメータを簡単に割り当てることができ、またその可変範囲も個別に設定できます。最大25kΩの単純負荷(ポテンショメータ)を持つエクスプレッションで動作します。
Ernie Ball VPJR 25k、M-Audio MGearEX-P、Line6 EX-1、Mssion Engineering SP1-LF、Source AudioReflex Universal Expression Controller、Roland EV-5、BOSS FV500Lで動作を確認しています。
エクスプレッションとの接続はモノラルケーブルで行います。
また、Auxスイッチ(外部フットイッチ)を接続することもできます。最大3つまでのフットスイッチ(Digitech FS300等)を接続することができます。Auxスイッチにはプリセットのロード、HotSwitch、タップテンポ等の操作を行えます。
●MIDI
H9はMIDIによるコントロールに対応しています。バイパスコントロールやプリセットの選択、パラメータの操作、MIDIクロックへの同期などを行えます。
USB、またはDIN5(自動判別)によるMIDIコントロールにも対応しています。
製品仕様 | |
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Input 1 (mono) | 1/4 inch mono phone jack |
Input 2 | 1/4 inch mono phone jack |
Output 1 (mono) | 1/4 inch mono phone jack |
Output 2 | 1/4 inch mono phone jack |
Expression Pedal | 1/4 inch mono phone jack |
Mini USB | Use 2.0 cables only |
MIDI In | Five pin DIN (Female) |
MIDI Out/Thru | Five pin DIN (Female) |
AC Adapter Jack | Power supply included (see below) |
Input Impedanc | 600K ohms (mono or stereo) |
Output Impedance | 470 ohms |
Recommended Load Impedance | 10K ohms or greater |
Power | 9VDC, 500mA, center pin(+) |
Dimensons | English: 5.25″ (H) x 4.65″ (W) x 1.96″ (D) |
Metric | 133 (H) x 118 (W) x 50 (D) mm |
Weight | 1.53lbs, 0.7kg / Retail box 3 lbs, 1.36 kg |