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TK-lizer 500はスタジオワークにおいて欠かすことのできないM/S機能をも搭載する2Uラックマウント・モデル TK-lizerの機能をすべて受け継いで、TK-lizer 500はAPI500規格のコンパクトな2スロット・サイズへと生まれ変わりました。
TK-lizer 500の製造は品質への拘りからスウェーデン国内において手作業で行われ、厳密なテストを通過して出荷されています。
3バンドのイコライザーは、0.5dB刻みで41ステップのクリック式、最大+/-8dBのブースト/カット幅を持ちます。HF及びLFはスイッチの切り替えでシェルビングとピーキングの2種類からカーブを選択することができます。-12dB/octのハイパスフィルターには、 25Hzk~100Hzまで6ポイントのカットオフ周波数が用意されています。各チャンネル独立した∞~+6dBのレベル・コントロールを搭載します。
TK-lizer 500にはラックマウント・モデルと同様にM/S機能が搭載されているので、MidとSide成分に対して独立したイコライジング処理を施すことができます。M/Sモードではレベル・コントロールを駆使してステレオワイズをコントロールすることも可能です。
◆パラメーターの詳細
◇LF
周波数:28Hz / 48Hz / 72Hz / 132Hz / 195Hz / 255Hz
ゲイン:+/-8dB
カーブ:ピーキング or シェルビング
◇MF
周波数:400Hz / 630Hz / 870Hz / 1.3kHz / 2.4kHz / 4.8kHz
ゲイン:+/-8dB
カーブ:ピーキング
◇HF
周波数:4kHz / 7.2kHz / 12kHz / 16kHz / 20kHz / 25kHz
ゲイン:+/-8dB
カーブ:ピーキング or シェルビング
◇HPF
カットオフ周波数:25Hz / 30Hz / 35Hz / 40Hz / 45Hz / 100Hz
減衰量:-12dB/oct
レベル:∞~+6dB(ユニティゲイン12時)
EQイン:青色LED
EQアウト:赤色LED
M/S機能:オン/オフ
◆M/Sモードの解説
M/Sモードがオンになると入力信号はMid成分(L+R)とSide成分(L-R)にエンコードされ、イコライジング処理が施された後にLとRのステレオ信号にデコードされます。
M/Sモード時にHPFを動作させると以下の2つの方法で低域の処理を行うことができます。
1.Mid成分(左レーン)にHPFを適用すると、ベースやドラム、ボーカルなどのソースの低域成分をカットします。
2.Side成分(右レーン)にHPFを適用すると、カットオフ周波数以下の成分はモノラルとして扱われます。これはアナログレコードのカッティング工程に見られる技術で、サイドの低域を中心にまとめることで定位をぼかさず引き締まったローエンドを作ることができます。
M/Sモード時にはレベル・コントロールでそれぞれの成分のバランスを調整することで、ステレオワイズを拡げたり狭めたりすることができます。Side成分(右レーン)のレベルを上げればよりワイドな音像となり、逆に下げることでナローになります。レベルを0まで下げれば信号はモノラルとして出力されます。
スペック | |
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電源 | +190mA / -80mA |
周波数特性 | +/-0.2dB@20Hz -50kHz |
歪み率 | THD <0.0006% +4dBu、THD+N <0.001% +26dBu |
S/N比 | 95dB |
クロストーク | -89dB |
入力インピーダンス | 24kΩ |
出力インピーダンス | 50Ω |
最大入力 | +26dBu |
最大出力 | +27dBu |
Q値 | ~0.5 |