CG-2000

CG-2000 は 放送局、ポストプロダクション向けのビデオシンク/マスタークロックジェネレーターです。電源および、映像/音声クロックのリダンダント（バックアップ用の二重化）に対応、放送局やポストプロダクションの現場に求められる様々な機能を搭載しています。

＜主な機能＞
●高信頼性、高安定性に配慮したクロックジェネレーター
2系統の電源回路によるリダンダントに対応し、ビデオリファレンス/ワードクロックのリダンダント
入力を装備しております。安定したクロックを供給するジッターマネジメント回路設計でクロックのドロップアウト時および復帰時にノイズや音切れを発生させないグリッチレスリロック回路を搭載しております。

●高精度同期システムの構築が可能
インターナルクロックには、環境温度に左右されない高精度OCXOを採用。10MHz対応の外部入力端子を搭載し、システムの更なる高精度化に対応可能。

●豊富な出力端子により大規模なビデオ/オーディオ同期システムにも対応が可能
12系統のワードクロック出力をはじめとする豊富な出力端子。NTSC/PAL/HD Tri-level など多様なビデオ信号の入出力に対応。

●メンテナンスや不具合発生時の原因究明をサポートする機能群
出力機器のターミネーション計測が可能なアナライザー機能を搭載。ワードクロック出力レベル調整機能により、最適なレベルで信号の供給が可能となりました。ログ取得ならびにGPOパラレル出力による不具合発生状況の確認が可能になり、また、ユーザーによるメンテナンスを可能にするセルフ校正機能*を搭載しました。

*校正機能の使用には、GPS アンテナ内蔵/10MHz、 PPS 出力の発振器を別途ご用意いただく必要があります。

●耐久性に配慮した設計
強度あるナット締め付けタイプのAmphenol製BNCコネクターを採用。端子ごとに独立した基板構成により、ねじれによる接触不良を防止します。