First Impression by TommyTommy
SFが家にやってきた。。。
僕のSystem-1開封第一声がそれでしたw。
黒と緑と白。この三色のみでカラーリングされた、こだわりからしても、
音に対してのストイックさが伝わって来ます。
触ってみてまず感じた事は音が太く素晴しい。。
ここでいう「太い」は、ブリブリしているとかでは無くて、
繊細な音を作ってフィルターをかけた時の存在感がとても強いんです。
僕は、仕事ではブリブリなダンスを、ユニットでの活動では、ノイズやアンビエント、ドローンなどの倍音を混ぜた感じのサウンドメイクをするのですが、
その両方にもしっかり対応してくれそうな印象を受けました。
適当にミニマルなスケッチをしてみました。
フィルターやCrasher、delay reverbなどの効き具合を試しています。
VIDEO ちょっとアンビエントなスケッチもしてみましたので、
良かったら観て下さい。
VIDEO 後、音などに関してでは無いのですが、
マニュアルが1ページにまとめられていて、非常に分かりやすかったです。
僕はまず、マニュアルを読まずにバシバシいじくってから、
ふと疑問に感じた所をマニュアルで確認する、、という事が多いのですが、
余計な物を省き、パッと見て機能を理解出来る構成になっているシンプルさが良いですね。
Cutting Edge Point
PROMARSをPlug outを使って鳴らしてみた中で、
DR Kick and Bassの音が気に入りました。
シンプルなLowがカッコイイシンセって良いですね。
ネチッとしたアタックと、ドゥーーンンンン、、、、、と、気持ちよく伸びてくれます。
System-1モードでは、パラメータが非常に分かりやすいので、サウンドメイクがしやすいです。機能がシンプルにまとめられていますし、触っていて一日中飽きませんw。
何気に、AMP部分のCrasherの効き具合が好きです。
実は、ほんのりと利かせた方が過激なサウンドになる感じ。非常に良いです!
そして、SCATTERが面白いです。
単純なアルペジエータのタイプ切り替えではなく、速度の変更、特に遅くした時のフィルターの気の利いた感じ!
素晴しいです。
アルペジエータでフレーズを鳴らしておいて、SCATTERでグリグリと操作してあげるだけでも、かなり楽しいですよ!
ちょっとサンプルで動画を撮ってみました。
VIDEO ワンフレーズでも雰囲気を作っていけるので、
楽曲制作のスケッチの下地作りとしてもかなり、強力な助っ人となるのではないでしょうか。
こんな方にオススメ
キーボーディストにはもちろんですが、
新しい機材ってハードルが高そう、、、
鍵盤とか、シンセサイザーって難しそうだしな、、、
と思われているような初心者の方、そしてDJの方の初めてのシンセにもオススメします!!
ヴィンテージサウンドを継承しながら、とてもシンプルな機体ですし、
PC上でプラグアウトのパラメータを確認出来るので、
どのようなセッティングで音作りされているのか勉強も出来ます。
実機を見ても、慣れないと中々サウンドメイクの参考にならなかったりしてしまいがちですが、System-1でしたらじっくりと、新旧のサウンドと向き合う事が出来そうですね。
プラグアウトでPCを使わなくてもヴィンテージサウンドを持ち運べるのも嬉しいです。
ライブなどでも、アナログで鳴らす方が、PC上のプラグインを使う際のリスクをかなり回避出来ますね!
まとめ
このカラーリングやパラメータデザインから来る、
「つい、AIRAシリーズを揃えたくなる」感情を刺激される所がニクいですw。
それでいて、このシンプルさには、ちゃんとワケがあり、
サウンドメイクする人間の事を考えられているからこそなんですよね。
とても分かりやすいので、初めてのシンセサイザーとしてバッチリですし、
それでいて、マスターすればするほど、新しい音を作れるようになるので、長く使える機材ですね。
VIDEO 僕も、ついつい作業の合間に触ってしまって、気がついたら〆切の時間が近くまで迫って来ているぐらい、System-1にのめり込んでいましたw。
是非触ってみてください!
by TommyTommy
1970年代にローランドが発売したSYSTEM-700 / SYSTEM-100。30年以上の時を経て当時のローランドが考えていたSYSTEMシンセサイザーに対する思い「自分のシンセサイザーを作り上げる」という設計思想を現代のシンセサイザーの理想の形として実現したのがSYSTEM-1です。
SYSTEM-1はACBテクノロジーで再現されたソフトウェア・シンセサイザーを自在に入れ替える「PLUG-OUT」コンセプトを採用。また、SYSTEM-1本体にはローランド・アナログ・シンセサイザーの独特な振る舞いを組み合わせて作り上げた、まったく新しいオリジナルのシンセサイザー・エンジンを搭載しています。
■主な特長
・ローランド・ヴィンテージ・シンセを現代的にアレンジした最新のアナログ・モデリング・サウンド。
・すべてのサウンド・パラメーターを直感的に操作可能。
・薄型鍵盤と新型ピッチベンドによるローランド・シンセ史上もっともコンパクトな設計。
・歴代の名器とされるローランド・ヴィンテージ・シンセをACBテクノロジーで完全再現。
・Mac/PCでの使用はもちろん、状況に合わせて本体へインストールして持ち運べる新コンセプト「PLUG-OUT」に対応。
・AIRAシリーズとの同時使用で快適なパフォーマンスを実現。