MBase 11

JOMOX MBase 11は、完全アナログ回路による、男気あふれるサウンドでマニアを唸らせたMBase 01の機能とサウンドをアップグレードした後継機です。

MBase 11はPCM音源ではなく、サウンドを一から作ることができるドラムシンセサイザーです。クラブ/ダンス系クリエイターが大絶賛した808/909タイプの音源である、同社XBase09、AiRBase99、JaZBase03等で搭載されたアナログ・バスドラム音源回路が進化し、コンパクトなボディに凝縮されています。そのサウンドはファットでウォーミーです。凄まじい音圧のパワフルなバスドラムからソフトなバスドラムまで、バリエーション豊かなサウンドを作ることが可能です。前機種MBass 01のアタック、ディケイ、ゲートタイム、などのパラメーターに加え、MBase 11は、アタックにミックスするノイズ成分を変化させる「メタライズ機能」が追加されました。他にも、LFOの波形の「サイン波」や、XBase 888/999と同様のコンプレッサーが、新たに搭載されました。これにより、とても幅広いサウンドメイクが可能になりました。

プリセットは100個用意されています。ユーザー登録は10個までですが、さらに登録数を増やしたい場合は、プリセットを書き換えていくことで、最大110個のユーザープリセットが可能になります。

上下ボタンでパラメーターを選択しエンコーダーで値を入力するオペレーションに、ポット（アナログ・ボリューム）を追加したことで操作性も向上しました。サウンドのトリガーはフロントパネルのトリガーボタンとMIDIノート以外に、外部のオーディオ信号やドラムパッドのピエゾ・ピックアップの出力などでも可能。DJのキック補強やエレドラの音源など様々なアプリケーションに対応します。

また、MBase 11はMIDIベロシティやトリガー入力のレベルをサウンドパラメーターにアサインして、サウンドをダイナミックに変化させることも可能です。MIDIノートで演奏する場合にディケイを伸ばせば発振状態になり3オクターブのレンジを持つアナログベース音源としても活用できます。