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OM FACTORY & Rock oN Companyが夢のコラボにより誕生したSoundCubeシリーズが第3シリーズとなり「Sound Cube3 model」が登場しました!安定動作の保障と、高い信頼性を誇る究極Windowsソリューションは新たに最新のチップセット構成により、進化したIntel製のCPU、大容量のメモリ、そして高速なデータ転送ができるストレージをパワーアップして、新しくここに生まれました。
OM FACTORYのSound Cube3は既成のモデルに加えて、自身の好みに合わせてメモリの追加、ストレージの容量UPから変更など細かい指定も可能で、さらに一番のポイントとして音楽制作専門の動作検証済PCが挙げられます。特にWindows環境ではマザーボードのチップ構成から、それぞれ使われているパーツ関連も相性問題など、非常に重要な項目となります。これはただ単純にPCにドライバーを入れて、I/Oなどのインターフェースを繋げてお終いの世界ではなく、念密に裏付けされた検証が必要不可欠になります。
特に製作現場、またスタジオ現場に置いて組み上げたシステムをいざ構成しようとした所、完全に相性の問題で使えない事は本末転倒な状況にあります。これは実際に経験した方は痛いほどわかるのでは無いでしょうか。
それでは新しく登場した、製作に必須のOM FACTORY「Sound Cube3」の進化したポイントから、それぞれのノウハウと共に、3つのポイントとノウハウをご紹介致します。
最新のチップセットが成せるパフォーマンスを最大限に活かすには?!
Core iシリーズになってから革新的なクロックスピードが実現されてきましたが、今回の新しいSound Cube3でも新たなる進化を遂げ、Core i7では4.0GHzクロックが標準となってきました。さらにはクロックのスピードに限らず、シングルCPUのパワーも兼ねて年々進化を遂げているので、全体のパフォーマンスも今まで以上に重い処理も素早く熟すことができるようになっています。
ただ、高いクロックのCPUの欠点として挙げられるのがずばり「熱問題」です。ここでノートPCの場合を考えると、狭いスペースにストレージやメモリなどが配置され、また電源を外しても駆動できる様にバッテリーのスペースも確保しなければならず、高いクロックスピードのCPUを積んでしまっては、熱暴走によるエラーの嵐になってしまいます。そして製作現場おいては1日中稼働させる事が多く、こう言った問題は大きな悩みの種ではあります。
デスクトップの場合は、広く余裕のある空間で、さらには冷却用のファンもしっかり搭載して熱を逃がす事により、こう言った問題は避ける事も可能になってきますが、シャーシによっては通気性が悪く、熱が上手く逃げてくれない事もあり得ます。しかしSound Cube3ではこうした熱に対する問題にもしっかり考慮して、最適なシャーシが選ばれているので、長時間での作業と10年を見据えた長いスパンでの活用も安心して使用する事ができます。
またこの長いスパンでの使用において、ThunderBolt、USB3.0、USB3.1の最新の接続端子への拡張性と耐えうる柔軟性も1つポイントとして挙げられます。先ほどの高いCPUによる構成の中で、使用する機器への対応も最新のものを使わなければ、乗り換えも難しくなってきます。Macに比べてWindowsはOSのバージョン更新は着実にアップデートがされていますので、安定して且つ確実なシステムを構築できるのも魅力の一つとなります。
次世代SSDの接続規格「NVMe」規格を中心とした爆速ストレージをフル活用!
SATAベースのSSDはもう古い?HDDで構成されたPCもまだつい最近の事だった様に思えますが、次世代SSDの接続規格として「NVMe」が今最も早い転送速度を誇っています。その速さはもはや桁違いのスペックを実現しています。実際にSound Cube3 model i7からはこのNVMeが実装され、今までにないスピードを体感する事ができるかと思います。
大容量のライブラリ系を入れてもよし、OSのシステムを入れてもよし、様々な活用方法があります。OSのシステムを入れた場合は火入れしてから立ち上がりのスピードは休憩する暇もなく作業に取り掛かる事ができます。そしてライブラリに入れた場合は音色の読み込みスピードが速く、浮かんだアイデアをすぐに反映できる事になるかと思います。こうしたいが時間経過とともに濁ってしまい、最終的にはイメージ通りに形ができなかった事も、このスピードなら次々とインスピレーションが湧いてくるようになるのではないでしょうか。ただ、NVMe規格のSSDはコストがそれなりに掛かってしまうので、実際に何を入れるかはしっかり計画をした方がいいかと思います。なお、NVMeの規格は対応したチップセット及びマザーボードがなければパフォーマンスをフルに発揮する事ができないのを追記しておきます。
NVMeを中心にSSD、HDDも構成に含まれていますが、SSDもやはり理想的な速さを誇ります。今となってはSSDの入っているPCも珍しくは無くなっています。SSDはSoundCube3のそれぞれのスペックに応じて容量が異なりますが、コストも昔と比べて求めやすくなりましたので、気軽にスペックアップカスタマイズも容易に行えます。
活用方法としては良く多用する音源などを入れて、セッションテンプレートの立ち上げを速くする事や、またセッションの保存としてのデータを一時保存様に使用するのも有りなので、多様な活用方法が考えられるかと思います。さらに搭載されているSSDは耐久性の高いモデルが採用されており、先ほどの長いスパンでの使用においても理想的なパフォーマンスを誇ります。ただ、昔から良くある事ですが、いつどこでSSD、HDDが故障してしまうかはわかりませんので、バックアップは必ずとっておくようにしてください。
最後にHDDですが、過去のセッションデータの保存など気軽に使用でき、低コストに大容量のバックアップができるのが大きな魅力的です。スピード面においてはSSDとは比較できませんが、いざとなった時は頼れるストレージなので、それぞれのライブラリを分散させて十分に活用していくのがベターとなっています。
自由なカスタマイズに加えて高い信頼性を誇るOM FACTORYのソリューション!
最後にOM FACTORYのSound Cubeで素晴らしい点は、希望に合わせてカスタマイズ指定が可能な所に加えて「動作検証済み」である所です。スペックとしては実際のデフォルトサイズはSound Cube3 model i7を基本とすると、まずCPUのスペックから始まります。Sound Cube3 model i5ではCore i5、model i7ではCore i7が搭載されておりますので、最初のステップとしては各モデルのCPU構成を選んでいきます。
続いてメモリの数について、model i5では16GBを積んでおりますが、model i7では32GBがデフォルトになっております。実際には64GBがMAXで搭載することができますので、まずこの部分でメモリの増設をご希望によって拡張することが可能です。もちろん予算に応じて32GBから16GBに減らすことも可能ですが、32GB以上のスペックがあれば、大容量系のピアノ、ストリングスの音源などを複数同時に立ち上げることができますので、パフォーマンスも向上することになります。
そしてメインとなるストレージも増設から内容の変更も可能です。model i5ではNVMe SSDが240GB、model i7では512GBとなっておりますので、こちらもCore i5ベースのPCでも512GBに容量をUPする事も可能です。さらに現実的な所でそれなりに読み込みライブラリが多い音源に関してはサブのストレージとなるSSDに入れていく事になるかと思いますが、ここも960GBを2枚にしたいと言った変更も可能です。
これらのカスタマイズに関してはユーザー様の必要に応じて変更も自由自在に承る事ができます。こうして内容の変更も気軽に行えるのはOM FACTORYの信頼できるSound Cubeだからこそと言えます。そしてプライベート及び、商業スタジオではAvid Pro Tools HDXと言ったI/Oシステムも導入することがあるかと思いますが、Sound Cubeは必ず動作検証を行った上で納品を致しますので、到着したその日から運用できるソリューションと言えるでしょう。また細かい仕様で実際どのようにストレージを活用したらいいかなどのご相談に関しましては、Rock oNのスタッフあるいはPD安田までご相談を頂けましたらと思います。なおSound Cube3の新シリーズ「Sound Cube3 mini core i3」ではサイズの限界があるため、Sound Cube3 miniをご検討の方においてカスタマイズ希望の方はお問い合わせください。
いかがだったでしょうか?Rock oNでは早速店頭のWindows PCでSound Cube3 model i7を導入しております。APOLLO TWIN USBのインターフェースをメインにCUBASEでの作業感も非常に好調な動作を見せてくれています。特にNVMeの読み込みの速さは驚くほどの体感スピードを誇りますので、是非ご来店の際にこの爆速なスピードを実感していただければと思います!そして細かいPCのスペックによる情報など、お気軽にお問い合わせ頂ければと思っておりますので、Rock oN渋谷店 PD安田までご相談お待ちしております!
記事内に掲載されている価格は 2016年3月26日 時点での価格となります。
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