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2015年3月4日 新製品, ,

Rupert Neve Designs SHELFORDシリーズ2製品が新発売!インダクターEQによる美しい倍音を持つ特別なComp & EQモジュール


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プロフェッショナルオーディオ業界のレジェンドエンジニア、ルパート・ニーヴ氏が2005年に立ち上げた新たなブランド、Rupert Neve Design社は独自の設計哲学にこだわった製品をつくり続けています。

サウンドの鍵となっているトランスフォーマーはもちろんカスタム設計ですし、“Neve”のキャラクターも持ちながらも、より現代の音楽制作のツールとしてニーヴ氏のこだわりのある設計思想が活かされています。

1960年代後半の英国・リトルSHELFORD(シェルフォード)で、ニーヴ氏の原点ともいうべきプリアンプとEQの設計をし、そのサウンドがレコーディングに革命をもたらしました。そして現在は米国・テキサスに住むニーヴ氏は、そのときのクラシックなサウンドを現代のコンセプトで復刻させたいと考えるようになり、Rupert Neve Designs社のチームとともに高電圧で動作するSHELFORDシリーズの2製品、5051と5052としてリリースされることに至りました。

彼がカスタムデザインしたトランスフォーマーはもちろん、インダクターもカスタムデザインされ、±24Vの内部電圧で動作するディスクリート回路の性能をフルに引き出しています。

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なぜインダクターを採用しているのでしょう。インダクターとはコイル状に巻かれた電線であり、周波数によって電気抵抗が変化する素子です。インダクターによってサチュレーションが生じると、美しい「音楽的なハーモニクス」が発生し、スムースで輝くようなサウンドをトラックに与えてくれます。これはニーヴ氏がかつて設計したビンテージコンソールや様々な機器で用いられてきた手法であり、50年以上経った現在でも高い評価を得ています。まさにSHELFORDシリーズはビンテージな魂を持ったEQを核とした、現代的なモデルといえるのではないでしょうか。

The Topologies

SHELFORDシリーズの心臓部は、NEVEカスタムトランスとインダクタで作られるクラスAディスクリートの+/-24v トポロジーにあります。

ルパートは、このトポロジーをベースに彼がかつてSHELFORDで製作した伝説のコンソール”80シリーズ”のチャンネルモジュール(1073、1064、1081等)を再現するよう慎重に開発を進めました。遂にはクラシックモジュールが持つパワーとソウルを過去の遺産に妥協すること無く新しいプロダクトとして完成させ、SHELFORDシリーズと名付けました。このSHELFORDシリーズは、2つの大陸にまたがる50年間の進化の価値を持って21世紀の本物のルパート・ニーヴ デザインによるクラシックサウンドを届けるものです。

ハイボルテージのプリアンプとプロセッサーである5051と5052は、5088コンソールに搭載可能です。または、2WAYの新しいバーチカルラック、9WAYの6U19インチラックに好きなモジュールを搭載することで、スタンドアローンで使用できます。

これらのモジュールは、専用の外部DCパワーサプライによる、4ピンコネクタ+/-24Vの供給が必要になり、2つのオプションを用意されています。

Shelford 5051 Inductor EQ / Compressor


5051は、ルパートが設計した、ヴィンテージのクラシック3バンドEQの力強さと、Porico IIのコンプレッサーのフレキシビリティーをひとつのモジュールにしたものです。フルディスクリートクラスAシグナルパスとハイパフォーマンスの入出力トランスを持つ5051は、Rupert Neve Design に期待されている音楽的なパフォーマンスを裏切ることはありません。

The Equalizer

5051のEQデザインは、ルパート・ニーヴが設計したクラシックEQとの共通性を連想させます。ミッドレンジイコライザーバンドに、厳選したキャパシタによるカスタムタップインダクタを採用。シェルフカーブは、ルパートのヴィンテージモジュール設計をベースにした周波数が設定されています。それぞれのEQセクションは低フィードバックのクラスAディスクリート回路が採用されています。

HighとLowバンドはシェルフからピークカーブへ切り替えができ、15dBのブーストとカットが行えます。Highバンドは、8kHz、16kHzの切り替え、Lowバンドは、35kHz、60kHz,100kHz,220kHzから選択できます。インダクタベースのMidバンドは、200Hz、350Hz、700Hz、1.5kHz、3kHz、6kHzの周波数を選択出来るほか、High Peakスイッチを押すことでQフィルターのバンド幅を切り替えが行えます。18dB/オクターブ ハイパスフィルターは60Hzと120Hzから選択できます。これらのEQセクションはEQPRE/POSTスイッチでコンプレッサー前段/後段の選択が行えます。また、5051には2つのXLRバランス入力が搭載されており、フロントパネルのスイッチで切り替えが行えます。ひとつの結線例として、マイクプリや、DAWからのライン入力等をそれぞれ事前に接続しておくことで5051をレコーディング、ミキシング時に簡単に切り替えて使う事ができます。

このEQはクラシックEQのクローンではありません。現代のコンポーネントの発達によって35年前には不可能であった技術やテクニックをアドバンテージとして盛り込んだNEVEイコライザーの集大成です。クラシック EQの存在は、遺産としてあるのみです。

The Compressor

5051には、PorticoシリーズのディスクリートクラスAコンプレッサーが搭載されています。スレッショルド、アタック、リリース、メイクアップゲイン、レシオ、サイドチェーン、ハイパスフィルタ、フィードフォワード/フィードバックセクション、ピーク/RMS検知モード、これらをそれぞれコントロールできます。また、NEVEトランスが使われたハイパフォーマンスなラインアンプとしても有効です。ふたつの5051をリンクしたステレオオペレーションも行えます。

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Shelford 5052 Mic Pre / Inductor EQ


SHELFORD5052は、ルパート・ニーヴが過去の妥協を越えて辿り着いたクラシックデザインへの魂とも言うべき、伝説の”1073″が持つ明快さと説得力を持ったモジュールです。マイクプリ、ハイパスフィルタ、3バンドのインダクタEQ、そしてPortico IIシリーズの”TAPE”オペレーションが行える可変式SILK/TEXTUREコントロールを搭載しています。NEVEカスタムトランスとインダクタ、クラスAディスクリート、+/-24Vトポロジーによるヴィンテージスタイルのチャンネルストリップです。

The Mic Pre

5052プリアンプはSHELFORD時代のルパート・ニーヴの設計と同様、ディスクリート72dB、クラスAゲインカップルとスクウェアコアのトランスフォーマーによって構成されています。異なる点として出力段に、Portico IIシリーズのRED/BLUE SILK/TEXTUREコントロールを備えたアウトプットトランスを搭載しています。これは出力段をドライブさせ4-5%のTHD(主に2次といくつかの3次倍音)をコントロールし、出力段のオーバーロードの心配することなくリッチで太いヴィンテージサウンドを得ることができるものです。SILKスイッチをOFFにした状態では、カスタムトランスによるオープンでナチュラルなモダンサウンドを得ることができます。またマイクプリには、可変式の20-250Hzのハイパスフィルタ、MIC/LINE切り替え、48Vファンタムパワー、位相反転スイッチをそれぞれ搭載しています。

Dual I/O Paths

5052は、プリアンプの後段にトランスフォーマーカップルの出力を持っており、EQやSILKテクスチャーセクションを5088、5060、ヴィンテージコンソールの様なアナログミックスパスとして使いながらも、マイクプリからの信号を直接DAWやテープマシンに送ることができます。また、この出力は、マイクプリ、EQ間のコンプレッサーインサートに使用したり、5052のマイクプリ部、EQ部をそれぞれ全く異なるソースに独立して使う場合にも使用します。”TO EQ”スイッチを押すと、マイクプリの信号はEQに直接送られます。この場合、5052はMiC/LINE 入力からそのままメイン出力するチャンネルストリップとなります。

The “best of the classics” EQ

EQセクションは特にルパートの過去のプロダクトからインスパイアされています。3バンドのEQは、それぞれのクラシックモジュールのハイライトがフューチャーされています。
ローフリケンシーバンドはクリーミーにレゾナンスする低音を作りさせることでよく知られる1064がベースになっています。1064と異なる点は、LFバンドがシェルフとピークフィルタを選択できるようになっており、パンチ、ディメンションをあなたの思うがままにコントロール出来るようになっていることです。インダクタを使ったミッドレンジバンドは、ルパートの代名詞である1073がベースになっており、これは楽器やスウィートなヴォーカルをミックスに浮き出させる理想的なカーブを持っています。

ハイフリケンシーバンドは、ヴィンテージとモダンのハイブリッド設計になっており、ここのインダクタ回路には1073のキャパシタベースのトポロジーをブレンドさせています。これによりヴィンテージトーンを持ったエンハンスコントロールが行えるようになっています。

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SHELFORDシリーズ専用電源



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